昨日から始まったCasa商店街。
販売している熊本のものを少しずつ紹介していきたいと思います。
天草は陶磁器が盛んな地域です。
現在では天草全土に多くの窯元が点在しています。
その中から今回、2つの窯元を紹介させて下さい。
余宮隆さんの作品と出会ったのは私がまだ学生の頃。
私が持っていた陶磁器へのイメージとはかけ離れていてちょっとした衝撃を受けました。
その時に手に入れたのはオブジェに近い足がついた小物入れ。
部屋、玄関、台所と場所を変えながらも目のつく場所に置いていました。
今もなお鮮明に覚えているので本当に衝撃だったのでしょうね。
今回、お持ちしているのは器が中心。
余宮さんの作品は釉薬の美しさに見ているだけで引かれていきます。
でも最大の良さが生きるのはお料理が盛られた時だと思います。
美味しいものがさらにそう見えるというのは幸せなことですよね。
手に取ってその光景を想像して頂けたら幸いです。
丸尾焼は1865年より創業の老舗の窯元。
その窯元にて活躍する金澤佑哉さん、金澤宏紀さん。
若い兄弟は天草の陶磁器はもちろん、色んな取組を行い新しい魅力を発信しています。
天草で採取される投石は陶磁器に広く使用され、日本の8割を占めています。産地としては江戸時代から有名で、かの才人・平賀源内が「陶器土、右之土天下無双の上品に御座候」と絶賛したほど。
こちらも今回、お持ちしているのは器が中心。
一見、小物入れと思ってしまう装いをしているのですが実はお皿なのです。
高大のフォルムと磁器がもつ素材感が良いでしょ。
主観的な部分と客観的な部分のバランスとても面白く個人的には大好き。
このお皿は金澤佑哉さんの作品で初めて目にしたときはニヤリとしましたよ。
和でも、洋でも、ハレでも、ケでもぜひ皆さんのシーンに合わせて使って下さい。
きっとその場を幸せにしてくれますよ。
イムズでお待ちしています。