良いもの(道具)は暮らしを豊かにする。
近年、同類の言葉をよく目に・耳にします。
豊かという形ははさまざまだと自分は思っております。
使い勝手という部分もそうですし。
作り手や使い手の物に対する思い入れだったりもそうですし。
考えて答えが見つからないのも分かっています。
そんな中で、僕達の仕事は何か?と問いたとき色んなことが過ります。
店頭では提案や用途についてしか触れないことが多い気もします。
そこで、たまには思いの部分をご紹介。
hasuike 匙 ¥1,575~
木製品や、革、布を使い普段使いできるものを作られているhasuike。
その主宰、石本さんから聞いた匙に纏わる1つのエピソード。
あるお店の横のお庭で伐採された椿の木が処分されるとのことに。
それを耳にした石本さんはお正月そうそう、その木たちを車で積みにいかれたそう。
数日後には捨てられたはずだった椿の木たち。
その椿の木が写真に写っている匙という形として新たに生まれ変わりました。
要らなくなったものは捨てるということではなく、暮らしに役立つ道具としてかえる。
ものづくりをとおして人と関わっていけたら幸せだと言われてました。
そんな思いで1つ1つ手彫り作業という手間も惜しまずに作られた美しい匙たち。
暮らしを豊かにする1つの選択肢として皆様の心のどこかに伝われば幸いです。
明日・明後日はお休みです。
また、木曜日からお待ちしています!!