一緒に暮らす植物は全部こだわりたい

残暑を残しながらも、少しずつ涼しさを感じる季節になってきました。これから庭いじりが楽しくなる季節がやってきます。メインツリーを引き立てたり、お庭の余白を埋めたり意外と重要な役割を担う低木たち。意外と疎かになってる低木選び。お気に入りの低木植えてますか！？

ウエストリンギア、ローズマリーの植栽例

まずおすすめしたいのはウエストリンギアとローズマリー。私達も庭造りの際にはよく使っています。どちらも針状の葉に小花を咲かせて、色んな樹木と相性がいいです。ウエストリンギアはローズマリーに見た目が似ていることから「オーストラリアン・ローズマリー」と呼ばれてるくらい。ただ、ローズマリーみたいにハーブとしては使えません。今回はどちらの品種も立性（真直ぐ上に伸びていくこと）タイプ。ウエストリンギア ブルージェムは葉の色が通常の寄り濃い色合いが特徴。一方のウエストリンギア　モーニングライトはライトグリーンの葉色が鮮やか。ローズマリーはマリンブルーという品種。青紫の花を咲かせます。どちらも耐寒もあり、お手軽に育ててれます。

グレヴィレアの植栽例

グレヴィレアはユニークな花が特徴的。園芸品種としてハイブリッドとなると250品種以上あると言われていて、花色やサイズ、形状と本当に様々。その中から、今回は３品種をご提案。矮性（地面に這うように育つ）タイプのガウディチャウディとコースタルスパイダー。 ガウディチャウディは赤みがった新葉を出しながら成長し、赤紫の花を咲かせます。花色の毒々しい感じが個人的には。対してコースタルスパイダーは銀葉で柔らかい佇まい。見た目通りに花も淡い白紫の小花を咲かせて、凄く繊細な雰囲気をまとっています。３品種の最後は立性のエンドリチリアナ。育った時の荒々しい姿は存在感がありながら他と共存してくれます。茎がしっかりしているので硬さというか力強さを感じます。花は可愛らしい小花を咲かせます。今回紹介した３品種とっても同じ品種なのにこうも違うのかと思ってしまうように、植物の魅力は尽きません。

庭をデザインする「おすすめの低木苗」ガーデンプランツVol.1 2021